まるで坊やとのお約束みたいです

「それからもう一つはなア、一日に一度だけは、うちへ電話をかけとくんなはらんか。そうしたら、うち安心れて睡られます。よろしまんな」「はッはッ、まるで坊やとのお約束みたいですが、たしかに承知しました。ではこれで、僕はかえります」「あら、もう帰ってだすの。まあ、気の早い人だんな。いま貴郎《あなた》のお...

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地下に潜る

「呀《あ》ッ。わかりましたよ。その田鶴子という派出婦は、もう二度とこの家にかえってきませんよ」「なぜだい」検事が聞いた。「いや、その田鶴子という派出婦は、蠅男の情婦のお竜《りゅう》が化けこんでいたに違いありません。蠅男では、到底《とうてい》入りこめないから、そこでお竜が化けこんで、秘密倉庫のなか...

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帆村の推理

 蠅男が近所に潜《ひそ》むという帆村の推理に、村松検事も賛成の意を表した。 それではというので、すぐさま捜査隊が編成せられて、一行は直ちに鴨下ドクトル邸に向った。 厳重な捜査の結果、帆村の云ったとおり、はたして秘密倉庫が地下に発見せられた。それは、勝手許の食器棚のうしろに作られていたもので、ボタ...

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