帆村の推理

 蠅男が近所に潜《ひそ》むという帆村の推理に、村松検事も賛成の意を表した。 それではというので、すぐさま捜査隊が編成せられて、一行は直ちに鴨下ドクトル邸に向った。 厳重な捜査の結果、帆村の云ったとおり、はたして秘密倉庫が地下に発見せられた。それは、勝手許の食器棚のうしろに作られていたもので、ボタ...

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爆弾の危難

「爆弾の危難は助かりましたから、それはいいとして、ここで考えてみなければならぬのは、蠅男がどうしてこんな精巧な爆弾を手に入れたかということです。こんなものは、どこでも作れるというものではありません。僕の考えでは、蠅男はかねてこんな爆弾を用意してあったのだと思います」「そうだ。そのとおりだろう。蠅男...

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怪《あや》しき女

 どどーン。 川中に、時ならぬ烈しい爆音が起り、枕を投げこんだところに、水煙が一丈もドーンとうちあげられた。「呀《あ》ッ、――」「ば、爆弾やあれへんか」 署員は悉《ことごと》く窓にかけよって、なおも大きく息をする河面を凝視した。「爆弾仕掛の枕なんですよ」と帆村が汗をぬぐいながら説明した。「...

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